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2006年1月18日 (水)

成金たちのメディア支配欲

急に多額の収入を得るようになったり、後暗いやり方で金をもうけるようになると、「日刊紙や放送局を支配してやろう」と考え、それを実行する人が出てくる。別に最近始まったことではなく、昔からの傾向だ。

ここ十数年のメディア企業破綻例と、その企業に巣食った人物を見れば納得いくだろう。

「フクニチ」「北海タイムス」「関西新聞」…怪しい連中にしゃぶり尽くされ結局は過去帳入り。後遺症を引きずりながら必死の再建が続く「KBS京都」も、一時は関西の怪しい面々の展示会の様相を呈していたこと、私の世代より上のメディア関係者ならピンと来る人も多いはずだ。現在も某日刊紙で、あるハイテク成金への経営移譲劇が水面下で進行しているという(こちらは現在進行形なので、一応名は秘す)。

落城寸前?ホリえもんや火だるま三木谷なんかもその典型。「通信とメディアの融合」とか、実際には中身のないお題目唱えていた2人だが、真相はこの「メディア支配欲」から出ていることは想像に難くない。

なぜこういう人はメディアを欲しがるのだろう?経営的に旨味のあるものではないことくらい、少し考えれば分かることだ。結局は、借金踏み倒しを含む広い意味でのマネーロンダリングの道具として、メディア企業の利用価値があるということではないのか。成金に経営権が移った日刊紙や放送局の多くは、やがて倒産の憂き目に遭っていることがそのことを物語っている。

「お前のいた『滋賀新聞』だって、成金のメディア支配欲からできた会社だろ?」と問われれば頷くしかない。しかも、滋賀新聞の場合妙なオチまで付いてくる。

滋賀新聞の経営的な足腰が、ズブズブの“姉歯普請”のようなものだったことは以前記したが、実は、この滋賀新聞の屋台骨を食い尽くすシロアリの役割を果たした中心人物の一人は、かのKBS京都役員経験者なのだ。「因果は巡る」を地で行くような話ではある。

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