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2006年1月27日 (金)

頭隠して尻隠さず~リストラの後遺症スパイラル~

こういうタイトルにすると、「また生扉ネタかよw」と思う向きもあるかもしれないが、今回は生扉ネタ抜きって事で。

このところ、地方紙の経営危機が相次ぎ表面化している。

首都圏の某地方紙は印刷部門の別会社化や給与カットで年越しの大争議状態が続いているが、労組が申し立てていた印刷別会社差し止めの仮処分申請が、昨日却下された。事実上の県内独占状態だった社だから、経営は安定しているように見えたが内情はズブズブだったようだ。

ここの親会社の某全国紙自身、「再倒産」の噂が絶えない状況で、もはや系列地方紙の面倒なんか見れんということだろう。客観的に見て条件闘争で着地させるしかないケースだが、一旦負け戦に入るとなす術を知らず泥沼に入っていくのがこのところの新聞労連の体たらくだから、今後ここの新聞の動向にはしばらく目が離せない。何かあれば、他にも数社ある同じ全国紙系列の地方紙にも経営危機の連鎖が及ぶのは必至だ。

また、昨年末に人員整理を含む大幅な経営縮小を行い、「滋賀新聞の次の倒産する新聞」の筆頭候補に挙げられている地方紙で、急に「2006年春季採用試験」なる告知が出た。ここの会社は今回指名解雇までやっているのだが、通常ならこういう人員整理で首切りやった直後に新規採用を行うなどあり得ない。解雇された人間が「整理解雇の要件満たさず」と裁判を起こせば会社が負けかねないケースだ。にも関わらずなりふり構わず新規採用するということは、人員整理の後遺症で現場が回らなくなっているということだ。まさに「頭隠して尻隠さず」。

新聞社に限らずこういう企業では現場の士気が著しく低下しており、やがて倒産に至るケースが多い。噂が真実になることも十分ありえる。マスコミ就職志望者必読と言われる某メルマガがここの求人情報配信しないのは、クーデターによる現社長就任に端を発する一連の経営混乱知ってての事と思われる。

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