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2006年3月17日 (金)

「当たり前」が難しい

このブログと相互リンクさせて頂いている「EIN(新聞に教育を)」でも取り上げられた、通称山田ウイルス(正確には亜種の山田オルタナティブ)が、朝日で大きい扱い。
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY200603170294.html

例の4文字ウイルスと異なり、Winnyなどの特定のアプリケーションに依存することがない分だけ悪質だ。対策について専門家は「Windowsを常に更新したり、ウイルス対策ソフトを最新版にしておくなど『当たり前』のことをしておくしかない」と話す。
逆に言えば、当たり前のことをしていない人や組織があまりにも多いということだ。このウイルスの横行、タガが緩みっ放しの現代世相を反映していると言えば穿ち過ぎか。

不良個所を整備せずに運航を続けていたことがまた発覚したIT企業系新興航空会社も「当たり前のことができていない」典型だろう。整備をはじめ飛行機の安全基準が、他の公共交通機関に比べて厳しいのは、いったん事故を起こすと即大惨事に直結するからだ。被害が乗客や乗員以外に及ぶケースも多い。
報道見る限り、ここの航空会社の安全管理体制はそうとうお粗末。IT企業出身のトップは、当たり前のこと分からずに、「バグ残して製品出荷するのが当たり前」というIT会社の常識をそのまま航空会社に持ち込んだようにも思える。

私の今までの、何人かのIT企業経営層の話を聞いたり行動を間近に観察した経験では、彼らは「当たり前のことができない」人の方がはるかに多かった。
「俺は社会保険は大嫌い」と言って、監督官庁の再三の指導にも関わらず従業員に一切の社会保険かけないなど、「ドキュソ」ぶり取り上げたらキリがないくらいだ。

この点ではメディア企業の経営者もあまり変わらないのだけどね。

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