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2006年6月17日 (土)

基本的なこと

前回の「半田付けレス電子工作キット」の話の続き。

父親が手すき和紙の仕事をしている。その関係で地元のリアル消防や厨房が職場体験に来るわけだが、父親が呆れながらこんな話をしたことがある。

「○○小のリア消が職場体験に来たんだけどね。自分で漉いた和紙を使ってうちわを作るってことで、こちらは材料や肥後守用意していたんだけど、ご一行さんは鉋を持ってきたわけ。不思議に思って引率の教員に聞いたら、『肥後守は危ないので、これで竹を裂く』っていうわけ。どっちにしろ危ない手つきで作業しているんだが、鉋使って竹裂くようじゃ職場体験にはならんだろう。呆れたね俺は」

ちなみにうちわの「骨」を作る工程はこちら(→房州うちわ
鉋なんか使ってない。

「危険防止」の名のもとに、生活していく上での基本的なことを教えないという姿勢、非常に問題があると思うんだがね。電子工作の例でいえば、デジタル化でブラックボックスになってしまった電子回路の基本原理を学ぶきっかけを奪っているわけだし、半田付けの技術だって実社会に出れば必要なんだがね。

以前、医学部だか生物学科だかの入試で「ニワトリの絵を描け」という問題が出たら、「足を4本持つニワトリ」が描かれた答案が続出して話題になったことがあったが、これも「基本的な内容を教えない」教育の結果だろう。

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