2006年6月24日 (土)

三つ子の魂百まで

都教委が学力低下に歯止めを掛けるべく、義務教育課程で最低限学んでおくべき内容を、「東京ミニマム」としてガイドライン化するという。

http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20060621-4
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tokyo/news/20060622ddlk13040260000c.html

小学校ならば「卒業までに九九ができるようにする」ことなどが盛り込まれるとか。
私のリアル消防時代は2年生で九九をやったはずなんだが…今の小学校って、一体6年間何やってるのかね。

愚弟が高校進学する時期だから20年近く前になるが、私の実家のある地域で「教育困難高校(ドキュソ高校ともいう)」として知られる某高1年の数学授業は、「九九の復習から始まる」という噂がまことしやかに流れたことがあった。現状はこれより深刻化しているのだろう。家計の面で相当無理をしてでも、義務教育段階から私学に通わせる親が増えているのも頷ける。

そう言えば、「格差社会の象徴」として取り上げられることが多い都内某区では、中学校の学区選択制を導入した時に「一人も進学希望者がいない中学」が出たことがあった。ここの区長、最近いや「格差社会の象徴」報道に噛み付くが、公立校が地元から全く信用されていないという事態にどう対処するのか、区役所ホムペなどに掲載されている「見解」からは全く読み取ることができない。

三つ子の魂百までの例えもあるし、公教育をどうしていくのかが問われているはずなんだが、弱点を突かれた件の区長は完全に事の本質を見失っているようにも思う。

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2006年6月 7日 (水)

銭ゲバの末路

「カネさえあれば何でもできる」と本気で考えていた元通産官僚が、昨日お縄になった。検察が逮捕を急いだのは、恐らく某指定暴力団の武闘派&経済ヤクザ絡みの資金洗浄疑惑があったせいだろうし、まあ予定調和というべきか。兜クラブでの最後の会見で、あの元官僚は確実に男を下げたがね。

で、私に身近な方の、「滋賀新聞社長の寄生虫」としてこのブログでも何度も取り上げた銭ゲバKBS役員経験を持つ滋賀新聞幹部のことを調べているうちに、いろいろと面白いことが分かってきた。(本稿は過去の民間放送年鑑を出典としている)

この男が古巣の新聞社からKBS京都の役員として出向したのが、1995年。KBS京都に会社更生手続き開始の決定が下ったのは94年の暮れ近くだから、まさに苦難の道を歩き始めたばかりの時に役員に就任したことになる。KBS京都時代の風評は、その後のこの男の行動を考えると事実もしくは限りなく事実に近いだろうから、再建途上のローカル民放を食い物にしていたとんでもねえ野郎ということになる。まあそんな人物だから、滋賀新聞で役員よりはるかに高い禄を食んだ上に、趣旨のよく分からない高額の原稿料を知人に払わせたのも当然。本来債権者や株主への補償に回る金が「政治資金」へ化ける過程に関与したとしても不思議ではない。
ちなみに、滋賀新聞の社内委員会で「問題のある原稿料支出先」とされた相手の一つに、この男のKBS京都時代の部下が社長を務める会社があることも、後日のため明らかにしておく。

例の「自称市民派の政治家志望者」とこのKBS元役員との関係に関して疑いを抱かざるを得ない記述も、「民放年鑑」にあった。
この男がKBS京都の役員に就任して間もなく、当時滋賀県立琵琶湖博物館に勤務していた政治家志望者の上司に当たる人物が、KBS京都の番組審議委員に就任しているのだ。この上司、政治家志望者との共同研究・著作も数多く、極めて親密な関係と見ていいだろう。そしてこの琵琶湖博関係者、元役員がKBS京都を去った後程なくして、番組審議委員のメンバーから消える。これって単なる偶然かね。政治家志望者と元KBS役員との太いパイプを指摘する見方を裏付ける内容の一つであるようにも思う。

滋賀新聞のこと、調べれば調べるほど過去の因縁めいた話が浮かび上がってくる。

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2006年4月20日 (木)

ウマシカ議員と旧車会と○○○と

「便所の落書き」と揶揄される2ちゃんねるへの書き込みだが、たまには正鵠を得ているものもある。

ここ数日2ちゃんねるやテレビのワイドショーで「祭り」になっている、西の方で発生した殺人事件の犯人の弁護士の発言をめぐるスレから引用。

> この加害者にしても弁護士にしても、単なる自己
> 陶酔なんだよな。だから、社会に迷惑をかけても
> 平気。被害者や周囲の気持ちなんて、ひとつも考
> えていない。こういう奴らはこの世から抹殺する
> か、追放するしかない。治らないんだから。

抹殺云々に対しては意見が分かれるだろうが、「単なる自己陶酔…周囲の気持ちなんてひとつも考えていない」という表現に強く共感するのって、私だけか?

弁護士にも立場があるのは分かるが、相手側の当事者の前であんなこと言ったら、問答無用で懲戒請求→処分発令だぜ、普通は。
コツコツ地道に仕事している弁護士を何人も知っているが、世間からは十把一絡げに見られいい迷惑だろう。

今週売りの週刊誌でも取り上げられた成人珍走団こと旧車会とか、婚約者とは別の18歳女性との交際が発覚し変な開き直り方している「料亭に行きたい」自民党某議員とか、自分の行為が他人からどう見えるか分かってないという点に関して、件の弁護士と同類項。私の身の回りにもこういう人物が何人かいる。
これも時代の気分の一つなのか。うーん。

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2006年4月14日 (金)

どうする?○○○○

どこかでCMのフレーズそのまんま見出しに使う社が出ると思ったら、案の定w
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060414i114.htm

15日付朝刊は各社横並びで(ry

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2006年4月13日 (木)

株式売買=ギャンブルじゃないの?

本日限りで生扉が上場廃止となった。
で、前から話の出ていた個人株主らが損害賠償求める動きが本格化。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060413-00000112-jij-soci

私は金融商品には興味がないし株も持ってないから(野菜の蕪ならあるぞw)、好き勝手言わせてもらうが、株式など金融関係の投資って、バクチと同じで自己責任が原則じゃないのかい? 生扉問題、壮大なイカサマバクチという面があるのは否めないが、仕手株に手を出して大損こくのは、そんな銘柄を買った方の責任だしな…。
まあ訴訟の行方に注目。

弁護団のホムペにはそれなりの理屈が書いてある。あの大馬鹿者の肩を持つ気もさらさらない。
しかし、「必ずもうかる株」だったらマーケットそのものが成立しなくなるわけで(誰かが損をした分が、儲けの原資になるわけだから)、いわゆる詐欺商法の場合と異なり、あまり同情する気になれないのも事実。新規公開株をめぐり過去に社会問題化した例では、某通信会社とかの例もあるし、そもそも創業して間もない会社の株を買うことには相当程度のリスクが伴う。
株を買う方も「学習機能」働かせろよ、って思うのは貧乏人の漏れだけ?

メディアの世界で言えば、「公営賭博の予想記事が外れて馬券や車券すったのは新聞社の責任だゴルア」と訴え起こされるようなものだ。もっとも、生扉訴訟の行方によっては「公営賭博予想記事をめぐる損賠訴訟」も出かねないが…。

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2006年3月18日 (土)

ネーミングって大事だぞ

先日「富士宮焼きそば」の話題を取り上げたので、関連ネタを。

富士・富士宮地区と中央道沿線の多摩地区や新宿を結ぶ高速バス路線、「あさぎり」号の富士宮延長話が立ち消えになってから地元で誘致へ向けた取り組みが続いていたのは知っていたが、5月の連休明けから多摩地区との間でテスト運行が決まった。
http://www.fuji-news.net/report/life_event/00000000787.html

しかし、愛称が「富士宮やきそばす」って…ヲイ。やきそば学会のメンバーが誘致団体に加わっていることもあるのかもしれないが、ちょっと言いにくいぞ。名前聞いただけじゃ、高速バスの愛称じゃなくて早起き野球のチーム名に思われるのは間違いない。素直に「やきそば号」とか「やきそばライナー」みたいな名前の方が良くはないか。

まあせっかく運行するんだったら、バスの車体に「富士宮やきそば」のラッピング施して走る広告塔としても活用したり、往復の乗車券に「共通やきそば券」セットした企画商品売り出すくらいのことは、ぜひやって欲しい。

多摩地区と富士山周辺を結ぶバスでは、八王子と沼津を結んでいた路線が利用低迷で早期に廃止された前例もある。この轍を踏まないためには新宿延長も必要だと思うのだが。

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2006年3月17日 (金)

「当たり前」が難しい

このブログと相互リンクさせて頂いている「EIN(新聞に教育を)」でも取り上げられた、通称山田ウイルス(正確には亜種の山田オルタナティブ)が、朝日で大きい扱い。
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY200603170294.html

例の4文字ウイルスと異なり、Winnyなどの特定のアプリケーションに依存することがない分だけ悪質だ。対策について専門家は「Windowsを常に更新したり、ウイルス対策ソフトを最新版にしておくなど『当たり前』のことをしておくしかない」と話す。
逆に言えば、当たり前のことをしていない人や組織があまりにも多いということだ。このウイルスの横行、タガが緩みっ放しの現代世相を反映していると言えば穿ち過ぎか。

不良個所を整備せずに運航を続けていたことがまた発覚したIT企業系新興航空会社も「当たり前のことができていない」典型だろう。整備をはじめ飛行機の安全基準が、他の公共交通機関に比べて厳しいのは、いったん事故を起こすと即大惨事に直結するからだ。被害が乗客や乗員以外に及ぶケースも多い。
報道見る限り、ここの航空会社の安全管理体制はそうとうお粗末。IT企業出身のトップは、当たり前のこと分からずに、「バグ残して製品出荷するのが当たり前」というIT会社の常識をそのまま航空会社に持ち込んだようにも思える。

私の今までの、何人かのIT企業経営層の話を聞いたり行動を間近に観察した経験では、彼らは「当たり前のことができない」人の方がはるかに多かった。
「俺は社会保険は大嫌い」と言って、監督官庁の再三の指導にも関わらず従業員に一切の社会保険かけないなど、「ドキュソ」ぶり取り上げたらキリがないくらいだ。

この点ではメディア企業の経営者もあまり変わらないのだけどね。

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2006年3月13日 (月)

1万円でメモリアルレース

埼玉ローカルで「BACH(バッハ)プラザ」という、隠れた長寿番組がある。こういう書き方するとあの「題名のない音楽会」のテレビ埼玉版かよ、と思う読者も居るだろうが、そこは非模範的メディア関係者の私のこと。ご期待にお応えしますw
「BACH」は、「Boat」「Auto」「Cycle」「Horse」の略。
そう、埼玉県内の公営賭博情報を網羅した、独立U局ならではの番組である。一説によればテレビ埼玉で群を抜く安定した高視聴率を稼いでいるというから、一昔前のサンテレビ「独占おとなの時間」みたいなものか。

で、晩飯を食いながらたまたまテレビのスイッチを入れて映った、テレビ埼玉「BACHプラザ」で戸田競艇の展望やっていたのだが、画面に映ったガン箱(いわゆる出走表)を見て目が点になった。普通の平場の競走に、「結婚10周年記念」のレース名が! さすがに夫婦の名前は入っていなかったが。

球場など競技場の命名権ビジネスは日本でも当たり前になりつつあるが、公営賭博の競走名称もかよと思って戸田競艇のホムペ見たら、やっぱり命名権を販売していた。
価格は、なんと個人なら1万円からというお手頃価格。
ホムペ見れば分かるが、この内容で1万円なら、テレビ埼玉のCM料と比較しても大安売りの筈。さすがに「競艇界のドン」の名前がついた重賞では命名権販売はしないようだが…不敬になるんだろうか。
小遣いで楽しめるし、当たり舟券元手にシャレの効いた名前付けるのも面白いかも。

最近の私のブログ見ていろいろと心配してくださる方もいるが、取りあえずこうして更新しております。もし何かあったら「元整理記者アボーソ記念」とかやって下さい。香典代わりにw

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2006年3月 6日 (月)

厚顔無恥

先週末近く、都内のある新聞関連企業を通じて極私的に嫌なニュースが入ってきた。滋賀新聞の元編集局長が滋賀新聞廃刊の顛末について、今月15日に地元大津でNPOが行うイベントで講演するのだという。私はすぐ、12月にこのブログでも取り上げた、京都某大学主催のシンポに出席した時と同じ事をしゃべるのではないかと直感した。

講演を告知するNPOのホムペを見てさらに呆れた。元編集局長の現在の肩書きが「滋賀環境ビジネスメッセ実行委員会事務局」となっている。
東日本の読者にはピンと来ないだろうが、「滋賀環境ビジネスメッセ」は環境ビジネス関連の見本市としては西日本最大の規模で、国内でも有数のもの。滋賀県と県内経済団体で構成する実行委員会が運営しており、実行委の名誉会長は国松滋賀県知事、実質的トップの会長は滋賀新聞の社長である。
件のコンサル上がりの元編集局長、滋賀新聞の編集局長になる前は社長が滋賀新聞と同一人物のFM滋賀で取締役を務めており、社長一族とは関係が深い。滋賀新聞の重役でこの類の職に就いているのは件の元編集局長だけで、見え見えのお手盛り人事なのは明白。

15日の講演で話す内容は、京都某大学シンポの時と同じく「従業員がアホやから新聞潰れてしもた」の一点張りで、自分の経営責任や管理責任は棚上げにするのだろう。このブログへの中傷も出るかも知れない。

Houkokusyo_1 Houkokusyo_2 話の内容が滋賀新聞の息の根を止めるきっかけの一つとされている「衆院選報道の差し止め」に触れる可能性もあるので、ここで事実を一つ明らかにしておく。今までのこの編集局長の言い方だと、寝耳に水の形で県選管から通告があったようにも取れるのだが、実は公選法148条問題、昨年4月29日の創刊時点で社内で既に問題にされていた。新聞業界では過去に類似の事例があり、昨年5月に私がその新聞社の現職幹部やその県の関係者など当時を知る人物を訪ね、助言を受けている。これは出張復命書として会社に提出しており、今回、社内で早くから公選法の一件が問題視されていたことを明らかにするため、出張復命書を一部の固有名詞などをモザイク処理した上で公開することにした。

いずれにせよ、大多数の滋賀新聞社員にとって迷惑この上ない発言が再びなされるのは、ほぼ間違いないだろう。朝日ヶ丘の連続放火の一件は論外だが、私を含め滋賀新聞幹部の言動が元で不必要なトラブルに巻き込まれた人間が複数居るので、非常に気掛かり。
今回の講演の背景に、某新聞社や、今なお社長一族と接触を図ろうとしている(社長自身は遠ざけようとしているというが)某新聞社と関係の深い滋賀新聞某幹部がいるという見方もあり、気になる部分だ。ちなみに業界内の噂が本当なら、この幹部は衆院解散の翌日には、衆院選報道が差し止められることを掴んでいたはず。

しかし、県内財界各層から集めた出資金をパーにした総本山の一人である編集局長を、ああいう肩書きに据えて他のお歴々はよく黙っているものだ。私だったら話を聞いた瞬間にプッツンしているだろうが、滋賀財界の面々ってそんなに心の広い人ばかりなんだろうか。まあ私だったら恥ずかしくてそんな職自体、絶対に受けない。
厚顔無恥という言葉、この元編集局長にぴったりである。

15日は仕事を早めに切り上げ、大津に行かないといけないかも知れない。

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2006年3月 1日 (水)

イケナイ放置プレイ

Fujimidashi_20060228 新聞の見出しでシャレを決めるのって意外に難しいのだが、久しぶりにピタリと決めてくれた紙面に出合った。2月27日売り(付け日は28日)の「夕刊フジ」5面。大阪で働いていたSM嬢の結婚詐欺の記事だ。
1400万円結婚詐欺/女王様イケナイ放置プレー/SM嬢にハマり/36歳会社員が〝待ちぼうけ〟/「留学費用出してくれたら」/
決まり文句がしっかり填まっている。「笑点」の大喜利ではないけれど、座布団…4、5枚は出せるな(笑)。決まり文句を決めたつもりで、実は思いっきり滑った見出しの方が多いのは、整理記者ならだれでも経験すること。
記事も女王様のプレー内容細かく描写したり、一昔前の関西の夕刊紙チックな仕立て方になっていて面白い。仕事帰りのJRド田舎線の中で笑い噛み殺すのに必死になった。

コンピューター使って整理記者がワンマン組版するようになって、通信社や書き手が付けてきた「仮見出し」をコピペして一丁あがりにしたとしか思えない紙面が目立つ中、キラリと光るいい見出しだ。産経系は昔から「見出しの名文記者」多いのだけど、伝統はしっかり受け継がれているのだろうか。

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まあ、たまには元整理記者らしいネタ取り上げないと。えっ?「お前の作った紙面って下らない駄洒落も多かったし、『前衛紙面』と称してベタ見出しまで横組みにしたり、運動面で全部の見出し駄洒落で決めて翌朝、交番(当番の編集局次長)からどやし付けられたこともあったよなあ」って…はい、仰せの通りでございます。

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